'ロース'あるいは'ロース肉'(ロースにく)とは、牛肉・豚肉・羊肉などの食肉の、肩から腰にかけての背肉の部分をいう。
脂身に甘みがあり、赤身の部分も非常に柔らかな食感があるため、ヒレ以上に優れた部位とする評価も存在する旭屋書店・料理と食シリーズ『とんかつ・コロッケ・揚げ物料理』102頁。
== 語源 ==
日本語の「ロース」は英語の roast(ロースト)からwikt:転訛|転訛した語であり、「ローストに適した肉の部位」という意味を表している。英語では loin(ロイン)や sirloin(サーロイン)がロースに相当するとされることがあるが、loin は「肋骨と骨盤の間の、背骨の両側の肉」つまり「腰肉」を指し、さらに sirloin は loin の一部分を指す言葉であり、肩から腰までを指す日本語のロースとは必ずしも一致しない。
== 種類 ==
=== 牛肉 ===
; 牛かたロース
: かたロースは、背骨の両側にそって前後についているロースの最も頭に近...