'裁判所'|さいばんしょ|}}は、裁判官によって構成され司法|司法権を行使する国家機関、及びその役所|庁舎を指す。日本語の「裁判所」は、1890年に公布された裁判所構成法(明治23年法律第6号)から一般的な呼称になった。法院とも言う。
== 概説 ==
「裁判所」には司法行政上の官署としての裁判所、司法行政上の官庁としての裁判所、裁判機関としての裁判所の3つの意味があり、前二者をまとめて国法上の意味の裁判所ともいう。
=== 国法上の意味の裁判所 ===
官署ないし官庁としての裁判所を国法上の意味の裁判所という。
* 官署としての裁判所
*: 官署としての裁判所とは裁判官を中心として裁判所職員やその設備の全体を含む意味での裁判所をいう。
* 官庁としての裁判所
*: 官庁としての裁判所とは司法行政上の国家意思を決定しこれを表示する国家機関をいう。
=== 裁判機関としての裁判所 ===
実際にある個別的・具体的な争訟(訴訟)を審理する...