'アポストロフィー'() は、'アポストロフィ'、'アポストロフ'(、)とも呼び、欧文の約物の一つで、単語中(冒頭、途中、最後)で使われる記号である。コンマと同形であるが、コンマが書体#欧文書体|ベースライン上に打たれるのに対し、アポストロフィーは文字の上端に打たれる。
また、英語の引用符|シングルクォーテーションの特に閉じ形と同形とするフォントもある。類似の記号としてプライム、アキュート・アクセントなどがあるが、それぞれ別のものである。古くは省略符と訳す文献もあった。
== 省略の表示 ==
=== 英語 ===
英語では、音の省略に伴い文字を省略したことを表す。しばしば複数の単語が一語に綴られるのに伴う。所有 (言語学)|所有を表す接語の ''-'s'' は、古英語の所有格語尾 ''-es'' に由来し、アポストロフィーは省略を表した。現代英語では、所有の接語と数 (文法)|複数語尾が同じ音になったため、正書法ではそれぞ...