'メタンハイドレート'()は、低温かつ高圧の条件下でメタン分子が水分子に囲まれた、網状の結晶構造をもつ包接水和物の固体。およその比重は0.9 g/cm3で、堆積物に固着して海底に大量に埋蔵されている。
。メタンは、石油や石炭に比べ燃焼時の二酸化炭素排出量がおよそ半分のため、地球温暖化対策としても有効な新エネルギー源であるとされる(天然ガスも参照)が、メタンハイドレートについては現時点では商業化されていない。化石燃料の一種であるため、再生可能エネルギーには含まれない。'メタン水和物'ともいわれる。
== 性状 ==
見た目は氷に似ている。1 m3のメタンハイドレートを1気圧の状態で解凍すると164 m3のメタンガスと水に変わる松本良、奥田義久、蛭田明宏 ほか、[https://doi.org/10.5026/jgeography.118.43 日本海東縁,上越海盆の高メタンフラックス域におけるメタンハイドレートの成長と崩壊] 地学雑誌 2009年 118巻 1号 p.43-...