'博士の愛した数式'』(はかせのあいしたすうしき)は、小川洋子による日本の小説。
美しい数式の世界を織り交ぜ、記憶が80分しか持続しない数学者と母子の交流を描く。第1回本屋大賞受賞作品。
== 概要 ==
交通事故による脳の損傷で記憶が80分しか持続しなくなってしまった元数学者「博士」と、彼の新しい家政婦である「私」とその息子「ルート」の心のふれあいを、美しい数式と共に描いた作品である。数学者ポール・エルデシュ|エルデシュを描いた『放浪の天才数学者エルデシュ』(原題は「数字だけを愛した男」)が参考文献として挙げられており、エルデシュは「博士」のモデルと言われることもある。
初出は『新潮』2003年7月号。同年8月29日、新潮社より刊行された。装画は戸田ノブコ。第50回青少年読書感想文全国コンクール高等学校部門課題図書。
2004年2月1日、第55回読売文学賞を受賞。同年4月15日、第1回本屋大賞を受賞[http://www.hontai...