'グルヴェイグ'『#山室 (1982)|北欧の神話 - 神々と巨人のたたかい』、『#ネッケル他編,谷口訳 (1973)|エッダ - 古代北欧歌謡集』などにみられる表記。（'グッルヴェイグ'『#水野 (2002)|生と死の北欧神話』、『#ノルダル,菅原訳 (1993)|巫女の予言 - エッダ詩校訂本』などにみられる表記。とも。Gullveig）は北欧神話に登場する、おそらくはヴァン神族の一員の女神である。その名前は「黄金の力」#ノルダル,菅原訳 (1993)|ノルダル,菅原訳 (1993)、168頁。を意味する。彼女は『古エッダ』の『巫女の予言』に登場する。
== 解説 ==
ファイル:Gullveig by Frølich.jpg|thumb|right|250px|[[ローランス・フレーリクによって描かれたグルヴェイグの処刑。]]
『巫女の予言』によればグルヴェイグは、ハールと名乗るオーディン|オージンの館の広間において、アース神族達によって体を槍で貫かれ、また3回焼かれたが、そのたびに蘇った。これを神々が何度...