'鰊漬け'('にしんづけ')は、身欠きニシンと野菜を米麹を利用して発酵させた日本の漬物。
== 概要 ==
身欠きニシンを短冊切りにした大根やキャベツとともに漬け込む。熟成期間は約20日である。
北海道で市販されている商品は食塩2.5%、大根50%、キャベツ35%、ニシン10%、米麹5%くらいの配合になっている。
北海道・東北地方では、厳しい冬を乗り越えるための保存食である。塩分濃度は、さほど高くなく、米麹を使用しているため長期間漬け込むと発酵が進み、ほどよい酸味とニシンの独特の風味が特徴である。
== 地域色 ==
=== 北海道 ===
北海道の冬季の保存食であり、晩秋の季節になると漬け込む家庭が多い。身欠きニシン、キャベツ(キャベツ#品種|札幌大球キャベツ)、ダイコン、ハクサイ|白菜、ニンジンなど具だくさんのものがポピュラーである。
地域色があり、旭川では発酵しやすいキャベツを用いることが多いが、函館では酸を作らないよ...