'U'は、ラテン文字(アルファベット)の 21 番目の文字。小文字は 'u' 。V, W, Yとともにギリシャ文字のΥ(ウプシロン)に由来し、キリル文字のУに相当する。Υ(ウプシロン)の別形に由来するFとも同系といえる。元来のラテン語字母には存在しない文字であり、中世になって、それまでとの両方を表していたVから、を表すために分離した文字である(V#歴史参照)。
== 字形 ==
File:U cursiva.gif|thumb|250px|筆記体
ファイル:Sütterlin-U.png|サムネイル|250x250ピクセル|[[ジュッターリーン体]]
Vの下部を丸めた形であり、下半円の両端から上にまっすぐ直線をのばした形である。小文字や大文字の筆記体では、右の直線を下にも延ばして、書体#欧文書体|ベースラインに達する。その手前で右に曲がることがある。フラクトゥールは\mathfrak{U\ u}。フラクトゥールの筆記体では、小文字の下部をとがらせるため、区別のためにŭのように上に下半円を書く...